

歯科通信
Dental News歯を失うと死亡率が上がる!?
歯の喪失による影響
最近、お口の中の健康と全身の健康との関係がメディアでも多く取り上げられています。今回は研究機関が発表した論文をもとにその関係性をご紹介します。
失う歯が多くなるほど死亡リスクに影響
研究結果では、歯が 20 本以上ある人に比べ、20 本未満の人は 6 年後の 死亡リスクが 10~33%高く、身体的な機能障害のリスクが 6~14%高いことがわかりました。さらに、歯が 20 本未満の人は、外出の頻度が少なく、野菜や果物を食べる量が少ない傾向にありました。残存歯が 0~ 9 本でブリッジや入れ歯などの治療を受けずに抜けたままの人では、重度の身体的な機能障害を有する可能性が高く、知的活動も少なくなることが明らかになりました。
歯が抜けたままにせず、歯を補う治療を行うことが大切
今回の研究では約33000人のデータをもとに調べられています。お口の健康増進は、死亡率、身体的機能障害リスクの低減、知的能力の維持、外出頻度、食生活の維持に寄与する可能性があることが明らかになりました。歯の喪失を予防し、また失ってしまった場合には人工的に歯を補う治療でこれを回復することで、死亡率や機能障害の減少、知的能力の維持、外出頻度、食生活の改善につながる可能性があります。
