歯科通信
Dental Newsお口を守る唾液の働きとは?
唾液は、お口の中を健康に保つために欠かせない存在です。食べ物を飲み込みやすくするだけでなく、むし歯・歯周病の予防や粘膜の保護など、多くの働きを担っています。ここでは、唾液の主な役割をご紹介します。
5つの唾液の働き
自浄作用
お口の中の細菌や歯に付いた食べかすを洗い流し、お口を清潔に維持します。
抗菌作用
唾液に含まれる抗体や抗菌物質が侵入してきた細菌やウイルスを除去します。
緩衝能
飲食後はお口の中が酸性になり、歯は酸に弱いため、お口の中を中性に戻す働きがあります。
再石灰化
唾液はリン酸やカルシウムを含んでいるため、脱灰(初期の虫歯)された歯を修復する働きがあります。
湿潤作用
お口の中を潤すことで、食べ物を噛みやすく、そして飲み込みやすくします。お口の運動や発音を円滑にする働きもあります。
老化抑制
唾液には筋肉や骨の発達を促進するホルモンや老化防止物質である活性酸素を取り除く酵素が含まれています。
唾液を多く出すためのポイント
唾液にはカルシウムや抗体などさまざまな成分が含まれており、お口だけでなく全身の健康にも関わっています。そのため、唾液の働きを十分に活かすには、唾液をしっかりと出すことが大切です。
① よく噛んで食事する
よく噛むことで筋肉が唾液腺(唾液を作る組織)を刺激するため、唾液がよく出てきます。
② 唾液腺マッサージ
主な唾液腺は耳下腺、顎下腺、舌下腺です。イラストのように顎回りを指で押すことで唾液腺を刺激し、唾液が出やすくなります。

③ たくさん話をする
相手の方とお話したり、声を出したりすることでお口周りの筋肉が刺激され、唾液がよく出るようになります。
唾液の量が減ると、お口の中の細菌が増殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。口臭や味覚異常の原因にもなるため、唾液をたくさん出すための働きが大切となります。普段から意識して食事しましょう。
お口の潤いを保って健康に
唾液は健康なお口を維持するための重要な役割を果たしています。乾燥が気になる方や、むし歯・歯周病が繰り返し起こる方は、一度ご相談ください。新井歯科医院では、口腔内の状態に合わせたケア方法をご提案しています。