歯科通信
Dental News主訴:上の奥の歯茎が腫れて痛い
上の歯茎が腫れて痛むとの主訴で来院されました。親知らずは歯ブラシが届きにくく、汚れ(歯垢)が溜まりやすい環境になっていることが多いです。歯垢中の細菌が増殖し、活動が活発になると炎症を引き起こし、一過性に痛みや腫れの症状が出ます。今回は初診時に炎症が強く見られたため、抗生物質による投薬の対応を行い、後日改めてご予約いただき抜歯処置を行いました。抜歯処置では抜き残しがないかどうか確認するために、抜いた歯の根っこの形や抜いた部位をしっかりと調べます。
親知らず抜歯はその処置を行うことで手前の歯の清掃環境を改善し、より健康な状態を維持できます。また、しっかり噛んで使っている親知らずは注意してケアすることで抜くことなく残せる場合もあります。生え方やお口の中の環境によって、親知らず抜歯にはいくつかのメリット・デメリットがありますので、お困りの方はご相談ください。