歯科通信
Dental News骨粗鬆症と食事の深い関係 〜丈夫な骨を作る栄養学〜
「最近、背中が曲がってきた」「転んだだけで骨折してしまった」…そんなお悩みはありませんか? 骨粗鬆症は、骨の強度が低下して骨折しやすくなる病気です。 今回は、骨粗鬆症が起こる仕組みと、予防・改善に不可欠な「食事・栄養」の視点から詳しく解説します。

骨粗鬆症の発症機序(栄養学の視点)
① 骨のリモデリング(代謝)の崩れ
骨は「破壊(吸収)」と「再生(形成)」を繰り返しています。 加齢やホルモンバランスの変化、栄養不足により骨吸収が骨形成を上回ると、骨密度が低下します。
② 骨基質(コラーゲン)の劣化
骨の強度は「骨密度」だけでなく「骨質」にも左右されます。 たんぱく質不足や酸化ストレスにより、骨の網目構造であるコラーゲンが劣化するとしなやかさが失われ、骨質が悪くなります
③ カルシウム吸収率の低下
食事から摂ったカルシウムは、ビタミンDの働きによって腸管から吸収されます。 ビタミンDやビタミンKが不足すると、せっかく摂ったカルシウムが十分に吸収されず、骨に定着しません。
④ 栄養偏重と生活習慣
偏食や極端なダイエット、塩分やリン(加工食品)の過剰摂取は、カルシウムの排泄を促進してしまい、骨の弱体化を加速させます。
骨を強くするための食事ポイント
- カルシウムを十分に摂る
乳製品、小魚、豆腐など - ビタミンD・Kを組み合わせる
鮭、キノコ類、納豆など - たんぱく質で骨の土台を作る
肉、魚、卵、大豆製品
塩分やカフェイン・スナック菓子の摂りすぎに注意

骨の健康を保つには、毎日のバランスの良い食事と適度な運動、そして日光浴が効果的です。 また、バランスの良い食事を摂取するためには良好な噛み合わせが必要となります。 定期的なメンテナンスでお口の健康を維持し、元気な体の土台を作りましょう。